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2014.02.10
司法書士【被災地相談に行ってきました】
全国青年司法書士協議会の活動で、7日~9日まで岩手県宮古市へ行ってきました。
今回は大阪青年司法書士会の4人と神奈川県の青年税理士会の方2人とで行きました。
宮古市には田老地区という津波被害の特に大きかった地域があります。
8日の午前中、田老地区を訪れ、被災した町の様子を、防波堤の上から見学したり、
(防波堤から入江に向かって何もない様子。)
たろう観光ホテルという、下半分を津波で流されたホテルの上から、
津波当時にホテルの上から撮っていたという津波の瞬間の映像(マスコミ非公開)を見せてもらうという
防災ツアーに参加させていただきました。
津波が防波堤を超えてから、ホテルまで津波が到達するのに、7秒もなかったそうです。
(たろう観光ホテル)
テレビでは何度も観たことがあった被災者の体験談、津波の映像、現地の様子でしたが、
実際に聞いたり、見たりすると、心に刃物が突き刺さるくらいのショックを受けました。
なんでもない日常が、一瞬で非日常に変わってしまうことに恐怖を感じました。
失って初めて、ありがたさがわかるんだなと、痛感しました。
午後からは、仮設住宅を訪問しました。
集会所にいた人とお話をしたり、仮設住宅で何人かとじっくり向き合ってお話をさせていただきました。
ここに詳しくを書いていいのか少し悩みましたが、プライバシーもあるので書かないことにします。
夕方からは雪がひどくなってきて、仮設住宅も雪が積もってきました。
翌日には雪で、宮古市の司法書士相談センターもこんな状態に。
写真は雪かきした後ですが、私のひざ下くらいまで雪がありました。
たまたま今年一番の寒波が来ていたせいで、猛吹雪の中の訪問でしたが、
東北の方の厳しい生活が実感としてわかり、逆に良かったと思っています。
3年経って、日本は震災よりもオリンピックムードですが、
仮設住宅の方は今も、大変な思いをしながら生活をされていらっしゃいます。
そのことは、絶対に忘れてはいけないと思いました。
日本のどこで、いつ、震災があるかわからない今、
明日は我が身ですからお互いさまです。
思いやりの気持ちを忘れないで、これからも生きていきたいです。
とてもよい経験ができ、本当に行って良かったと思いました。
これで1回きりではなく、続けることに意味があるので、また行きたいと思います!
<みさき司法書士事務所>