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2013.11.11
司法書士【ギャンブル依存症についての研修会】
11月7日、大阪市こころの健康センターで行われたギャンブル依存症の研修会に、
大阪司法書士会からの派遣で参加してきました。
私は大阪司法書士会の自死問題対策委員会の委員をしておりますので、
この手の研修会にはよく参加させていただいているのですが、ギャンブル依存症に特化した研修会は初めてでした。
依存症の回復に向けた講義の他、依存症だった本人・家族からの体験談がありました。
特に、印象深かったのは、
「自分はギャンブル依存症で地獄を見たけど、見ただけや。
家族は地獄の中におったんや。今になってすごくよくわかった。」という本人さんの言葉でした。
そして、ご家族からのお話で、
ギャンブル依存症を診てくれる精神科医を探すことにいかに大変だったかということがわかりました。
自助グループに本人さんと一緒に何年もかけて通い、なんとか乗り越えることができたというお話も、
夫婦または親子の絆の強さに感動しました。
実は、私の弟も数年前に強迫性神経症という精神病になり、
朝から晩まで強迫観念で手を洗い続けるという(潔癖症のような?)状態が続いたことがありました。
キレイ汚いの観念に取りつかれ、汚れを落とそうと?手や身体を洗い続けるんです。
持ち物をアルコールで消毒したり。
自分の思い通りにうまくいかないときは大声をあげたり、両親に暴力をふるったり。
幸い、今は乗り越えて普通に社会人生活を送っていますが、その当時、家族は本当に苦しみました。
だから、少しは家族の心の苦しみも理解できるつもりです。
本人さんが苦しんでいるときに本人を見放さなかった家族さん、
本人ももちろん頑張りましたが、家族さんも本当に偉かったと思います。
とても勉強になる研修会に参加できて、良かったです
司法書士として、何か力になってあげられることがあったらいいなと思います。
<みさき司法書士事務所>