ブログ
2013.07.22
その他【休眠会社の口座が振り込み詐欺に利用されている?】
最近、経営コンサルタント会社の役員及び社員が、
休眠会社を売買する目的で休眠会社の役員変更登記を申請したとして
司法書士法違反容疑で逮捕・起訴された事件につき、
当該経営コンサルタント会社から依頼を受けた司法書士が、
休眠会社の役員変更登記申請に必要な関係書類を作成し、
その書類が利用されて多くの違法な登記がなされたうえ、
それらの休眠会社名義で開設された銀行口座が振り込め詐欺等に悪用され、
被害額が約1億8000万円にものぼることが確認されたとのことです。
ちなみに、会社法でいうところの休眠会社とは、
最後の登記から12年間登記事項に何の変更もなく、
登記簿上放置されたままとなっている会社について、
法務局で「休眠状態」であるとして、登記簿上みなし解散された会社のことです。
*通常、操業している会社であれば、13年間のうち、
少なくとも1度は役員変更の登記くらいはされているでしょうからね
登記がほったらかしの会社の場合は、実態上、会社が休眠しているとされても仕方がないでしょう…。
ちなみに、休眠会社であっても、みなし解散されていても3年以内に
株主総会で「会社継続」の決議を行い、登記を申請すれば、休眠状態から脱出できます。
そんなことがあるんですね~!!!
確かに、新たに会社を作るよりも、現在存在する休眠会社をやす~く売買したら、
安上がり…ですもんね…?
そんな登記の依頼を受けたことはありませんが、気を付けないといけませんね…。
知らないところで犯罪に利用される可能性があるということも、常に頭に置いておかなければなりませんね。
恐ろしいです…。
<みさき司法書士事務所>
コメント
休眠中の、会社を買取してくれると、今は、完全に機能していません。
100万から200万にて書いとりますとの事。
私の会社は、資本金は1000万円です。
注意が必要ですか?
ネットにて、戸籍屋 検索にて、出てきます。
いかがでしょうか?
- 2024.01.06 10:56
- 戸田憲士
休眠会社の買取、すごく怖いと思います。
注意された方が良いですよ。