ブログ
2016.01.19
その他【法律相談は敷居が高い?】
昔から、読書が好きで、法律実務書の他にも小説やエッセイ、政治経済、教養に関する本など、ありとあらゆる分野を読みます。最近、「文化庁国語課の勘違いしやすい日本語」という本を読みました
その中で、「敷居が高い」という慣用句が本来の意味と異なる用い方をされていることがわかりました
よく、「法律相談は敷居が高い」と言われることがあります。
このときの「敷居が高い」という言葉には、「行きにくい、恥ずかしい、費用面での不安、勇気がない」などのニュアンスが含まれて使われていることと思います。
しかし、「敷居が高い」の本来の意味は、広辞苑、大辞林によれば、「不義理または面目ないことなどがあって、その人の家に行きにくい。敷居がまたげない。」ということだそうです。
これを踏まえると、相談する相手に不義理などがない限りは、「法律相談は敷居が高い」とは言えませんね。
ですから、「敷居が高い!」と思わずに、ご相談をいただければ嬉しいです。
私自身も「敷居が高い」は誤った用い方をしていたことに気づき、少し恥ずかしい思いをしました。
<みさき司法書士事務所>