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2014.10.27.
商業登記【種類株式の名称は?】
株式会社が発行する株式は、特に何も取り決めがなければ1種類だけ(普通株式だけ)なのですが、
定款で定めることによって、さまざまな種類の株式を発行することができます。
例えば、株主総会において議決権を制限することのできる株式や、配当に優劣をつける株式などが一般的です
そして、株式を種類分けして発行した場合、普通株式と区別するために、種類株式になんらかの名前を命名します。
登記申請の本には、「甲種類株式」や「A種類株式」など、まぁ無難な名前が例として記載されています。
しかし、株主総会で決まった呼び名である以上、法務局が否定することはできませんから、
当然「ぱんだ株式」や「うさぎ株式」、「きりん株式」でもいいと思いますし、
「いちご株式」「ばなな株式」なんてふざけた名前でも登記できるんじゃないの!?と思ったりしています。
定款第●条
当会社の発行可能株式総数は●●株とし、普通株式及びいちご株式の発行可能株式総数は、普通株式●株、いちご株式●株とする。
2 いちご株式は株主総会における議決権を有しないものとする。
なんてね。
とはいえ、そんなふざけた名前は依頼者様にご提案できませんので、
無難に、「議決権制限株式」という名前で登記させていただきました。
そんな冒険をそのうちしてみたいなぁと思いつつ、
そんな冒険をさせてくれる、お茶目な会社の社長様との出会いに日々期待しています♪
<みさき司法書士事務所>
2014.10.16.
司法書士【司法書士白書2014について】
昨日、初めてお会いした同業者から、
「以前、わからないことをインターネットで調べていて、
三輪先生のブログを見つけて参考にしました。ありがとうございます。」と言われ、驚きました。
こんなつまらないブログでも、書き続けていたら人の役に立つこともあるんですね
さて、今日、大阪司法書士会からの配布物で「司法書士白書2014」のCD-Rをいただきました。
毎年あんまり見ることなく捨ててしまうんですが、今年はなんとなくPCで開いてみました。
このデータによりますと、平成26年1月1日現在の日本全国の20代の司法書士は全体の3.2%、
30代が21.9%、40代が21.2%、50代が15.6%、60代が22.9%、
70代が9.8%、80代が5.1%だそうです。
依頼者の方から若いですね~と驚かれることが多いのですが、
確かにデータから見ると、司法書士といえば年配の方のイメージが強いのも仕方ありませんね
だけど、私の印象では年々合格者は若手が増えていて、
司法書士会全体的に若くなってきていると思います。
「司法書士=年配のおじさん」というイメージを脱却するべく、若者も頑張りたいですね。
そして、男女比ですが、女性が15.8%だそうです。
ということは、司法書士の6人に1人が女性なんです!
女性の司法書士が珍しいとよく言われますが、決してそんなことはありませんね。
女性の場合、結婚と同時に司法書士をやめてしまう方もいらっしゃるので、
このデータに上がってこない有資格者も、実はもっといるはずだと私は思っています。
このようにデータで見ると、面白いですね。
<みさき司法書士事務所>
2014.10.09.
その他【アスベスト国賠訴訟上告審の判決が出ましたね!】
今日、アスベスト国賠訴訟の上告審の判決が出ましたね。
国の責任を認める内容です。
アスベストは、今はもう聞くことはあまりありませんが、
戦前から昭和の終わりごろまで日本でよく使われていた繊維で、
耐熱性、絶縁性、保温性が優れていたことからいろんな製品の材料となってきました。
関西は工場も多く、大阪では泉南地域にアスベストや、アスベスト含有製品を作る工場が特に多かったみたいです。
ところが、アスベストの粉じんを吸うと、肺にアスベストが突き刺さり、
将来的にどんどん進行して、中皮腫や肺がんになってしまうのです。
昔、アスベストを使った工場で何も知らずに働いていた労働者やその遺族の方たちが、
健康被害があることがわかっていながら規制などせず放置していた国(厚生労働省)を相手に、
訴訟しているのが、このアスベスト国賠(国家賠償)訴訟なんです。
私が昔務めていた弁護士事務所の先生がこの訴訟を先駆けとなってしていたので、
私も書証として裁判所に出すための昭和初期の資料を探しに
各大学や大阪市の図書館に何度も何度も足を運んだことを覚えています。
肺がんで苦しんでいる方や亡くなった遺族の方の陳述書を読んで
胸が詰まるような気持ちになったことも覚えています。
第1審のときから知っておりますので、あれから7年くらい経つのかな?
本当に長かったですね。今となっては直接関係はありませんが、私もこの判断を嬉しく思います。
原告の方、アスベスト弁護団の先生方、本当におめでとうございます。
<みさき司法書士事務所>
2014.10.06.
不動産登記【珍しい地目/堤塘の評価】
今日、珍しい地目の土地を発見しました
「堤塘(ていとう)」という地目です。
堤塘って何!?と思って、ネットで検索しましたら(便利な世の中ですねホント。)、
堤防、どて、等だそうです。
現地を見たわけではありませんが、実際にどんな土地になっているのか気になります。
固定資産評価証明書の評価は0円なので、
近傍宅地の評価の0.3を乗じたものが、その土地の評価です。
司法書士の仕事は日々新しいことの発見で、本当に楽しいです。
日々レベルアップしているんだろうなぁ
<みさき司法書士事務所>
2014.10.01.
商業登記【まつげエクステサロンをするとき】
最近はどんどん新しい事業が増えてきているので、
時代についていけません
会社設立の際に、発起人の方から、
「まつエクサロンをしたいんです。」と言われました。
最近はよくニュースなどで無届で営業しているサロンが問題になっておりますが、
まつエクサロンをするには管轄の保健所に美容所の届出をしなければいけません。
そのため、法人にする場合は会社の目的にちゃんと入っていないといけないのかと思い、
保健所に確認しましたら、「目的に入ってなくても問題ないけど、
念のため入れておいてください。」と言われました。
「まつげエクステサロンの経営」
う~ん新しい響きですね!!!
<みさき司法書士事務所>