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2017.03.24
訴訟【被相続人が複数ある場合の遺産分割調停申立】
今年もまだ寒い日が続きますね
早く暖かくなってほしいです。
最近、「父が亡くなり、続いて母が亡くなり、その相続人が子とその代襲相続人」という相続関係において、相続人の間で遺産分割協議が調わず、みさき司法書士事務所で遺産分割調停の申立書類を作成することになりました。
相続人達は「1つの相続」の話し合いという感覚を持っていらっしゃるのですが、法律構成で考えると、父の相続と母の相続は別々の相続になりますので、手続きも別だと考えるのが自然です。
そうはいっても、同じ調停の中で話ができればいいのになと思い、申立を行う予定の家庭裁判所に問い合わせてみたところ、「相続人が同じメンバーならひとつの手続でできますよ!」と教えてもらいました。
この場合、家庭裁判所がHPに掲載しているフォーマットは(被相続人1名のケースなので)利用できそうにありませんが、こちらで適宜用意した申立書に、被相続人1名につき収入印紙1200円のところ、2名分の2400円を貼り付けて申立をすれば良いみたいです。
添付する戸籍の原本も1通で足りるため、効率的に手続を行うことができて良かったです。
<みさき司法書士事務所>