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2016.03.23
その他【ライフ協会破産にみる高齢者の財産管理】
今朝のニュースで、ライフ協会が破産することになったと報道されていました。
ライフ協会、実は私の事務所も提携先として営業されたことがあります。
もちろん、即お断りしましたけど
最近は、高齢者の財産管理をしますよ、という法人や、民事信託の受け皿(受託者)になりますよ、という法人がやたらめったら設立されていますそのような法人が、士業(弁護士、司法書士、税理士向けが多い印象)に対して、クライアントを紹介してくださいという営業をして回っています中には、取引が成立したら、謝礼を差し上げます…という法人も
私個人の感覚では、自分を信頼してご依頼してくださった依頼者様の財産の預託先として、設立したばかりのよくわからない法人を紹介して、万が一のことがあった場合に、依頼者様に申し訳ないと思うのです
例えば、「信託財産は、万が一法人が破産しても法人財産とは分離されます…」といくら法律で決まっていても、横領されてしまっては回収の余地がありません。訴訟しても何をしても、お金がない法人からは取り立てはできないので、結局泣き寝入りになってしまいます。
相手が刑事罰を受けたところで、被害者は何も保障されないですもんね
そんな素性の知れない法人と手を組む士業がいることに、驚きを隠せません。
ちょっとは疑いましょうよ
じゃあ独り身の者はどうしたらいいのというと、やはり100%安心な解決策がないのが現状です。
とにかく信頼できる人を自分で見つけることができる限りの最善策なのかもしれませんね。
<みさき司法書士事務所>
コメント
確かに、怪しげな所には、大事な財産を託す気にはなりませんが、大手の信託銀行等に比べて、何かメリットがあるという宣伝文句があるのでしょうか?
- 2016.03.24 08:51
- ダックス
大手の信託銀行より手数料が安い(ところが多い)という点、信託財産の運用の点でかなり融通が利いていて、ほぼオーダーメイドである点にメリットがあるでしょうか。
会社によって異なると思いますので、何とも言えませんが。。。