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2015.05.19
商業登記【全国的な合同会社設立数の増加】
以前に比べて「合同会社を設立したい」とピンポイントの相談を受けることが多くなってきました。
合同会社は株式会社と同様に会社法に準拠して設立される有限責任の法人ですが、
株式会社に比べると知名度が低いです。
平成18年の会社法改正でできた法人の形態なので、
まだ制度としては新しく、一般の方に認知されていないと思っていたのですが、
法務省の【登記統計~平成26年度~】のうち、
商業法人登記の設立登記の申請件数だけをみると、全国で次のようになっていました。
このデータから見てわかることは、
株式会社の設立件数は毎年平均すると同じくらいの件数なのですが、
合同会社に限って見れば、年々増加傾向にあるということです。
平成25年は平成22年の約2倍ですから、すごい勢いです。
なお、合同会社と株式会社の違いは次の通りです。
さておき、毎年これだけ多くの新しい会社が設立されているんだな~と驚きました。
もちろん、株式会社や合同会社以外にも法人はたくさんありますから、
それらも合わせると毎年もっと多くの法人が設立されていることになるのでしょう。
たくさんの人が起業していることを思えば、
世の中不況って本当なのかな~?と不思議に思ってしまいます。
(不況だから起業するのかな??)
H28.9.29 グラフにつきH27年度情報を更新
<みさき司法書士事務所>