ブログ
2015.03.26
債務整理【住宅ローン債権の譲渡について】
今日立ち会った不動産取引は、任意売却でした。
任意売却とは、住宅ローンの支払いがどうしてもしんどくなって、
競売にかけられる前に自分で売却することを、我々の間では任意売却とよびます。
家を売却して売買代金を返済に充てても、住宅ローンの債務が残ることも当然あります。
(というか、そっちの方が多いです。)
今日は住宅ローン債権者からの依頼で債権回収をしている債権回収会社の方も同席されており、
売主さんに今後の支払いについての説明をされていました。
その内容がなんともリアル…。
「今後も支払いを続けていただくことになると思いますが、
こちらもある一定期間経過しましたら、よそに債権譲渡することになるかもしれません。
その場合、返済先がまた変わるんですけど、
当然債権を買う側も額面で買うことはありませんから、
支払が厳しいようであれば、譲り受けた債権者と交渉して、
10万円なのか、50万円なのか、
少なくとも買い取った額以上の返済をして、あとは放棄してもらうなどしてください。
そうすれば、譲受けた会社も損はしないので、問題ないと思います。
うちもこのまま債権持ってても損金処理できないんでね~。
廉価でも、債権譲渡したら損金処理できるんで。」
と。。。。
横で聞いていた私は、
担当者正直すぎるやろ~と心の中でつっこんでしまいました
世の中ってうまいこと回ってるんですね~。
<みさき司法書士事務所>