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2013.06.25

訴訟【給与差押があった場合】

先月はじめに、「取立訴訟」と呼ばれる訴訟を簡易裁判所にて提起しました。

取立訴訟とは、各種債権の差押をした場合において、
第三債務者が任意に取立に応じてくれない場合に、第三債務者に対して行う訴訟です。

今回は、養育費の支払いを怠った元夫の働いている会社に対し、
給与の差押を行ったけれども、1年半くらいに渡って、
第三債務者(会社)から差押債権者(元奥さん)に対して取立債権を支払ってもらえず、
差押債務者(元夫)に対して通常通りの給与を支払っていたため、
その第三債務者である会社に対して、訴訟を起こしました。

答弁の内容を見たところ、会社側も悪気はまったくなかったようなのです。
ただ、「法律の知識がなく、絶対的な効力が生じることを知らなかった」
「当事者で話し合って解決するように伝えた」と。

というわけで、事情はわかるので心苦しいけれど、
法律的には会社に支払い義務があるため、
支払ってもらえていなかった分をまとめて回収しました。

また、今後お子さんが成人するまでの養育費についても、差押債務者(元夫)が勤務している限り、
給与から天引きして支払っていただけるとのことで話がまとまりました。

法律を知らないって怖いですね。
もし給与差押命令が届いたら、放置せずに対応するようにしてくださいね

<みさき司法書士事務所>

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