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2013.02.24
その他【自殺予防のシンポジウム】
今日は大阪司法書士会の主催する研修会に参加してきました。
3部構成で、第1部の基調講演の後、第2部でシンポジウムがあり、第3部に自由討論会がありました。
最近は「自殺」という言葉よりも、「自死」という言葉への置き換えが多いようです。
なので、ここでは「自死」という言葉を使いたいと思います。
自死に至る原因は、うつ病のほか、
最近問題となっているいじめや体罰などもありますが、
基本的に複数の要因が重なって、自死に至っていることが多いです。
例えば、多重債務、うつ病、孤独、アルコール中毒など。
ひとつひとつの要因を解決するためには複数の分野の専門家等が関与する必要があります。
例えば、
多重債務 ⇒ 弁護士、司法書士
うつ病、アルコール中毒 ⇒ 医師
孤独 ⇒ 地域のコミュニティなど
弁護士、司法書士が多重債務の相談を受けたときに、
相談者の話を聞いて、自死念慮の強い方であるなら、
その自死念慮の要因となっている問題によって、医師につなぐ、地域につなぐ、など、
発見の窓口となった人(ゲートキーパーと呼ばれています。)が
適切な場所につないであげることが大切です。
(もちろんその逆に、医師が診療に来た患者の自死念慮の要因となっている問題に気づいたら、
その要因によって、弁護士、司法書士、地域等につなぐということも大切です。)
そのため、自死問題の対策として、各分野の専門家が連携することが必要になります。
そこで、司法書士会ではこのような研修会やシンポジウムを通して、各関係機関との交流を図っているのです。
この分野については私自身もまだまだ勉強が足りないので、今後とも研鑽に努めたいと思います。
<みさき司法書士事務所>
ご紹介下さいましたホームページを拝見させて頂きました.
定期的にブログでご自身の考えや勉強されたことを紹介されていらっしゃいますね.
事務所を運営されている三輪先生がとても親切な方だなと,想像することができました.
時々ブログを拝見し,私も勉強させて頂きます.
貴事務所の益々のご発展を心より祈らせて頂きます.