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2013.02.10
その他【友人のために生きる】
最近、グループホームでの火災が起きて、認知症高齢者の方が犠牲になる事件がありましたね。
私の担当している被後見人さんの中にもグループホームで生活されている方がいらっしゃるので、人ごとのようには思えない事件でした。高齢者の場合は、自分で逃げることができませんからね。犠牲になった方のご冥福をお祈り申し上げます。
火災といえば、亡くなった友人のことを思い出します。
大学時代の友人で、私も友人も司法書士の資格を取るために勉強しており、
成績もだいたい同じか、友人の方が少し上といった感じで、良きライバルのような存在でした。
友人は、いつも自己を犠牲にして、人のために尽くすことのできる優しい子でした。
最後に会ったのは、司法書士試験の2週間前です。
模試の後に、「本番も頑張ろうな!」とお互いに励まし合って別れました。
ところが、本試験の2日前、友人の自宅が近所の火災に巻き込まれ、友人が亡くなりました。
いったんは避難したそうなのですが、飼っていた猫を助けるためにもう一度火の中に戻っていったというのです。
友人らしいというか、なんというか、話を聞いたときは信じられない気持ちでいっぱいでした。
その時から、友人の分まで頑張ろう、友人に恥じない生き方をしようと決意し、今に至っています。突然未来が閉ざされて、夢を叶えることができなくなってしまった友人にちゃんと報告できるように、私は友人の分まで司法書士として頑張りたいと思っています。
なんだか感傷的になってしまいましたね。
<みさき司法書士事務所>