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2012.11.08

会社設立【事業年度はいつがよい?】

 こんばんは。
 今日も午後からは専門学校で、民法と会社法を1コマずつ講義してきました。
 今は後期なので、民法はちょうど親族・相続の範囲を扱っており、会社法は応用編ということで毎回様々な法人を話題にしたり、組織再編の事例などを話題にしたりしています。
 今日の会社法の授業では、仮に会社を設立してみよう!ということになり、当事務所で普段、会社設立のご相談を受けた際に使っている相談シートなどを利用して、生徒に会社設立事項を考えてもらいました。
 それがまた、個性の強いこと強いこと…。いろんな会社ができて、すごく面白かったです。

 そして、事業年度について、いつにすればいいのかな?という声が出てきました。
 
 事業年度はいつにすればいいですか?と聞かれた場合に、私の回答としましては、3通りあります。



 ① 設立の日から約11ヶ月後に決算期が来るように事業年度を設定する。
 *せっかく設立したのに、すぐ1年目が終了して決算申告するなんてなんだか面倒くさいので。
 ② 決算期&確定申告時期が繁忙期とかぶらないように、事業年度を設定する。
 *繁忙期のばたばたの中で、決算期&確定申告時期を迎えるのは大変ですので、ずらすことをおすすめしております。
 ③ 一年で一番売上が見込めるシーズンが年度の最初の方にくるように事業年度を設定する。
 *こうすることで、年度が終了するまでのあいだに、経費をたくさん使うことができるからです。考えてみてください。一番売上のよいシーズンが終わってすぐに決算となると、税金がたくさんかかりますよね?それなら、経費として使ってしまった頃に決算が来るように事業年度を設定すると、節税になるのでは。。。という趣旨です。


 
 このように、事業年度ひとつとってみても、決め方にはそれなりの理由があるのです。
 会社の設立は、最初だからこそ、そして、設立者の思いが込もっているからこそ、納得がいくきちんとした会社を設立したいですね。

 <みさき司法書士事務所> 

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